声優史とともにあった人々のお話し

これまで私が見てきたニコ生の中でも一番見応えがある番組でした。

滝口順平さん追悼特別番組 羽佐間道夫・野沢雅子・山寺宏一が語る「これが声優だべぇ~!」


 2011年8月29日に亡くなられた声優・滝口順平さんを偲ぶ番組。ゲストには大ベテランである羽佐間道夫さん、野沢雅子さんに加えて、声優界のエースである山寺宏一さんを迎えるという、破格に豪華な布陣です。

 追悼番組と言っても、滝口さんの話題よりはテレビ業界と声優業の創生史を振り返る話のほうがメインとなっており、大ベテランたちが昔懐かしいテレビ界の裏話を語る歴史番組のような内容でした。
 羽佐間さんが顔出ししてしゃべっている姿はほとんど見たことがありませんでしたが、そのユーモア溢れるトークの聞き心地は素晴らしいものがあります。「声優の仕事は塗絵のようなもの」「ベテランも若手から技を盗みたいと思っている」と言った言葉の一つ一つに含蓄を感じますね。

 いやあ、しかし本当に良質の番組でした。司会である角谷浩一氏のフォローも見事なもので、このままテレビで放映しても反響を呼びそうな企画であったと思います。




 更新間隔が空くと、マイリストのどの作品までを紹介したかわからなくなってくる弊害がありますね。

【アイドルドライバー 第五話(1/3)】しようのない人々


【アイドルドライバー 第五話(2/3)】しようのない人々


【アイドルドライバー 第五話(3/3)】しようのない人々

nukonuko氏

 会話劇に優れたノベマス、というカテゴリにおいてトップクラスに位置すると思われるnukonuko氏のシリーズ。絵理と尾崎さんのキャラクターの真髄をしっかりと掴み、最小限かつ斬新な演出の中で描きだす手法は、目立たないながらも極めて高度なものであると思います。今の私に余裕があればこのシリーズだけで特集記事を組みたいくらいです。

 今回は少し変則的な構成で、尾崎さん、絵理それぞれに個別にスポットライトを当てたお話しとなっています。話の転がし方は相変わらず見事なので、読んでいても時間が経つのが早く感じますね。


【のべます】さたんすたーず番外編そのに

サイ天使P

 りょうともを一躍世に広めたサイ天使Pの番外短編。この可愛いカップルは微笑ましい組み合わせですね。ベタな展開ではありましたが、りょうともの仲の良さと麗華&りんの悪友っぷりを楽しめる良シチュエーションだと思います。まあだいたい声だけで状況を判断したら、そういう想像をしてしまいますよね。


伊織のために~待宵の城~ 第二夜「陥穽」

ニシンP ひのきの薪P

 過去と未来の歴史を変えるべく奔走する、伊織と美希の大河ドラマ第二弾。ニシンPとひのきの薪Pという豪華タッグで話題を集めた第一弾が記憶に新しいですが、第二弾も変わらず高い演出力が光っています。
 笹の葉で有名な可児才蔵のもとに身を寄せていた美希ですが、とある出来事をきっかけに自分達がタイムスリップする前から歴史が変わり始めていた事実に気付きます。何故そのようなことが起きているのか?
 このまま伊織と美希が再会したら、何か重大なイベントが起きそうな予感です。


【ノベマス】サマーバケーションe.p.

覆面作家P

 律っちゃんが千早をひたすら愛でる話シリーズ最新作。実は本作の投稿日のちょうど一年くらい前にちはりつシリーズ本編は最終回を迎えているんですよね。貴重なちはりつを描いた、息の長いシリーズです。
 仕事で忙しいアイドル達の、季節遅れの夏休みを描いたショートエピソード。いつになく焦った様子の千早は、律子を引きずるように外出して一路海へ向かいます。千早の行動の真相を知った律子が取った行動とは?

 千早にとって、家族の絆は炭酸の泡のように儚いものなのでしょうか。


かわいいウェイは修羅の道 ――蹴って飾ってまこまこりん♪――

さそP

 タイトルのゴロの良さに惹かれて。独自の哲学で意欲的にアイドルを描き続けるさそPの短編です。乙女を追求するべく暴走する『真』を描いたコメディ系のノベマスですが、これまでのさそP作品を知っている身からすると、いろいろ重い意味合いが込められているような気がしてなりません。
 

【ノベマス】退廃的に踊りそして眠る 前編


【ノベマス】退廃的に踊りそして眠る 中編


【ノベマス】退廃的に踊りそして眠る 後編

わっけいん氏

 「静かに熱い」物語を描き出す名手・わっけいん氏の作品。ニコニコ動画に投稿されているMMD動画をテーマとして借りつつ、魔王エンジェルやレッドショルダーの物語に肉付けしていく手法が見事です。
 レッドショルダーにとある重要な楽曲を託した麗華とともみ。麗華の心遣いと、その責任の重さに居住まいを正すレッショルたちでしたが、同時に別の任務も与えられます。それは最近様子がおかしい朝比奈りんに接触すること。麗華の頼みを受け入れ、さっそく週末にりんと会うことになりますが……


 私は以前からわっけいん氏やnukonuko氏のように「P名を持たないノベマスP達の名作」みたいな特集を構想していたこともあるのですが、これも実行が難しくなってしまいました。もしよろしければ、どなたか有志の方にそんな特集を組んでいただけたら嬉しいです。
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.03 2011 アイドルマスター comment4 trackback0

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maronzu
『声優史とともにあった人々のお話し』全然気づいてなかった。ご紹介いただき、ありがとうございます!今番組見ながら書いてますが、むちゃくちゃ面白いw
2011.11.03 21:26
NP
>maronzu様

 コメントいただきありがとうございます。私もこの番組を見つけたのは全くの偶然でして、はばかりながら長いニコ動ユーザ歴の中で初めてローカルに保存したいと思ったニコニコ生放送でした。こんなに見応えのある内容ならば、もっと大々的な宣伝が行われていても良かったと思いますね。それくらい「頑張った企画」だったと思います。

 ベテラン声優達の魅力、素晴らしいものがありました。
2011.11.03 21:52
さそ
拙作をお取り上げ頂き、ありがとうございました。

今回のお話のテーマは、まぁそう重いものでもないのですよ。ただ、『彼女』とちゃんと向き合ってみよう、ゲームでまったく描かれなかった、彼女のルーツを知ろうという、それくらいのことなのです。
その試みを通じて、彼女のことをただ割り切って肯定するだけでなく、好きになってゆければと。
結果はなかなか良好のようで、制作以前に比べてとても楽になっております。

実際のところ……こうやってちゃんと向き合えば全て解決すると、だいぶ前から気づいていたのですが、感情的な反発が邪魔してこれほど時間が経ってしまいました(『こんなこともあり得る』以後も蟠りはまるまる残っていました)。彼女にも悪いことをしました。

今後は――お話に登場するかはともかく――彼女とも仲良くやっていけそうです。
次は何を描こうかなあ。
2011.11.04 17:54
NP
>さそPへ

 いつもコメントいただきありがとうございます。ちょっと今回は私も考えすぎだったかもしれません。ただ2の真に直球勝負を挑んだ作品なのかなあという印象は受けました。さそPご自身にとっても、意味深い作品となられたのではないかと推察します。

 さそPのノベマスはいつでもさそPならではの哲学が凝縮されていて、奥の深さを感じています。今後とも自由な創作を楽しまれてくだされば幸いです。



2011.11.04 23:13

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