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時の運命に立ち向かうRPG (ラヴォスP・クロノマスター特集)

 先日から第3章がスタートしたラヴォスPの「クロノマスター」シリーズ。私は最近になってから見始めたアイマス架空戦記シリーズなのですが、こないだ見た第30話があまりにも面白かったので、日曜日に一日がかりで一気見してきました。ちょうど物語の区切りも良いので、シリーズに新規参入されるのにも今が絶好のチャンスではないでしょうか。

 そこで今日は一気見の勢いも借りて、ラヴォスP特集を組んでみたいと思います。

シリーズマイリスト


第一話


最新話





 さて、クロノマスターであります。本作品は日本のRPG史を代表する名作「クロノトリガー」を物語の舞台とし、クロノの登場人物と融合してしまったアイマスキャラたちが冒険を繰り広げる、クロスオーバー物の二次創作となっています。
 原作クロノの優れたシナリオと設定を120%活かしつつ、厳しい試練を乗り越えていく少女たちの成長を描いた正統派冒険ロマンとして、多くの支持を集めている作品です。かつて何周もプレイして遊びつくしたはずのクロノトリガーですが、アイドルマスターの世界観によって巧妙に再構築が施されており、初めてクロノトリガーをプレイしたときのドキドキ感をみごとに現代に蘇らせています。この作品そのものが、クロノが発表された1995年と現代をつなぐゲートなのではないか、というファンタジックな感慨がわいてきますね。

 全体的に見てアイマスを知っている方向けの作品といえますが、ストーリー中には作者ラヴォスPによる独自の世界観解釈などが盛り込まれていて、古参のクロノファンにとっても新発見があるかと思います。




 クロマスがいかに優れた作品であるかについては、実際に見ていただく以上に説得力のある説明は無いのですが、特に私が印象深く感じている点は3つあります。

 まず第1点は何と言っても配役が上手いということです。キャラ配役はオープニング動画で公開されているのでどんどん書いてしまいますが、主人公クロノには春香が、マールには雪歩が、ルッカには律子が乗り移っているというように、この作品はクロノキャラにアイドル達の魂が融合してしまうという世界観が中核となっています(ちなみに外見はアイドルの姿になっている設定)。
 クロノ・アイマスそれぞれのキャラの特徴をつかみ、共通点を探りだして融合させているため、違和感無くアイドル達がクロノの物語に溶け込んでいるわけです。さらにクロノで因縁の深い関係、例えばカエルと魔王の殺伐とした関係に、やよいと伊織の親友関係を組み込むことで、よりドラマチックな少女同士の葛藤を表現するなど、ラヴォスPの工夫が随所にみられます。クロノキャラ側も良い味を出していて、ニズベールがかっこいいクロノトリガーなんて、世界広しと言えどもここだけなのではないでしょうか。


 第2点はストーリーテンポの良さです。RPGのシナリオを土台とした二次創作は宿命として「話数が膨大になりがち」なのですが、ラヴォスPは原作シナリオをほとんど削らない代わりに、バトルやダンジョンシーンを大胆に編集してしまうことで、ドラマ性を失うことなくハイスピードに進める手法を創案されてます。この手法により、作品全体をテンポの良い会話劇が多く占めることとなり、よりアイドル達のキャラクターを深く掘り下げることに成功していると感じます。おそらくこれは「強くてニューゲーム」でのサクサクプレイの再現を意図しているのではないかと思います。


 第3点はストーリーとテーマ性を兼ね備えている点でしょうか。ストーリーに関しては、原作クロノのシナリオが抜群に優れていますから面白さは保証されているも同然なのですが、その上でアイドルマスターの世界観と上手く組み合わせる手腕が巧みです。
 そして、このクロノマスターのメインテーマは、「逃げずに、立ち向かうこと」であると私は考えています。作品を追いかけていると、頻繁に出てくる言葉が「ここは私に任せて、皆は逃げて」という自己犠牲的なフレーズであると気付きます。この言葉は形を変えて、クロマス中の様々なイベントで表現されるのですが、そこで仲間を見殺しにせず、必死に助け合って強敵に立ち向かっていくのが本作の熱いところです。こうした一本の背骨たるテーマ性を持つことが、本作がただのクロスオーバー物でなく、物語作品としての高い評価を得ている所以かと思います。

 実はこの作品、他の異世界トラベル系架空戦記と大きく異なる点があるのです。それは「異世界に飛ばされたアイドル達は、“時の最果て”からいつでも元の世界に帰れること」です。要するに、春香達は巻き込まれて仕方なく冒険をしているのではなく、自分たちの意志で異世界に留まり、見知らぬ人々の未来を救おうと命がけの冒険しているわけです。逃げようと思えばいつでも逃げられるにもかかわらず、仲間のため人々のため、あえて絶望の戦いに身を投じるアイドル達。それはきっと、本当に心が強い人間にしか出来ないことではないでしょうか。その健気さ、心の強さ、そして仲間との絆の描かれ方が、私は大好きです。




 だいぶ勢い込んで長文を書いてしまいました。ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございます。この紹介文でどのくらいの方がクロノマスターに興味を抱いてくださったかはわかりませんが、クリックした先に、王道まっしぐらの素晴らしい冒険ロマンが広がっていることを保証させていただきたいと思います。

 遅ればせながら今後の物語の展開と、ラヴォスPのご活躍を、当ブログは心から応援しています。




 以下はネタばれを含んだおまけ記事です。「Read continuing」をクリックしてお読みください。 ↓









 というわけで、ここからは本編ネタばれを前提としたキャラ言及編です。クロノマスター本編視聴後に読まれることをお勧めします。


01春香=クロノ
 熱血メインヒロイン。原作クロノは一切台詞をしゃべらないキャラですが、そのぶん春香のストレートな感情表現が違和感なくシンクロしています。というか、原作よりも熱血ぎみ。何と言っても一番感情移入しやすい配役です。
 クロノの物語は知り尽くしているにもかかわらず、古代編の最終話はドキドキしっぱなしでした。

02律子=ルッカ
 メガネつながり。今作で一番シンクロしている配役。ルッカの台詞が若林ヴォイスで聞こえてくるほどの見事な融合ぶりです。ルッチャン ハ カワイイデスヨ。架空戦記で初期パーティーに律子が入っているときの安定感は異常。どの時代でも発明品と博識を武器に大活躍してくれます。

03雪歩=マール
 穴掘りプリンセス。原始時代に萩原組社歌を伝授し、ガルディア王国兵を黒雪歩様モードで従えてしまう、おてんばお嬢様です。原作マールよりキャラが濃くなっているのは気のせいか? 3人連携でアークインパルスを撃つ時の演出はいつ見てもカッコいい。

04あずさ=ロボ
 心やさしきF91。かなり意外な配役でしたが、蓋を開けてみればその優しい性格がこれ以上なくシンクロしていました。ロボのエピソードは切ない物が多いですが、柔らかなイメージのあずささんが融合することで、何となくホッとするシーンが増えている気がします。ちなみに方位レーダーは故障している模様。お約束ですね。
 ところでロボと言えば胸部装甲の展開ギミックが印象的ですが、あずさロボの場合はどうなっているのでしょうか? よこしまな期待が止まりません。

05やよい=カエル
 べろちょろつながり。グラフィックはカエルですが、設定上はやよいの外見のままだそうです。カエルはコミカルな外見に反して重い過去を背負ったキャラですが、クロマスの場合は純粋で健気なやよいが配役されているために、よけいに悲壮感が増しているように思います。
 やよいと伊織の愛ゆえに殺し合う関係は、本作の最大級のドラマを生み出しています。

06亜美&真美=グランとリオン
 双子つながり。クロノは一度に行動できるメンバーが3人に固定されるため、それ以上の人数を出しづらいのですが、亜美真美に関してはグランドリオンに融合した精霊という設定なので、やよいと一緒に5人組パーティーが作れます。
 中世編ではやよいおりの因縁を知る者として、古代編では過去を知る者として活躍。終盤まで見せ場が期待される子たちです。

07美希=エイラ
 天性の野性児。性格的にはあまり合っているようには思えないのに、なぜか納得してしまう配役です。原始時代の過酷な環境で鍛え上げられたせいか、やたらワイルドでたくましい美希というキャラ立てがなされています。ハートの熱さは人一倍。本作ではとにかくカッコいい役回りを任されることが多い彼女です。

08伊織=魔王
 悲劇のダークヒロイン。愛らしいおでこを持ってしまったがゆえに、魔王とシンクロすることになってしまったのが彼女。そのせいもあってか、本作で一番過酷なストーリーを背負うこととなりました。やよいとの複雑な因縁、非情の悪に徹しきれない横顔、全てを一人で背負いこんで仲間を守ろうとする健気さ。数々の名ドラマを生み出す、クロマス裏の主人公です。

09千早=「 サラ 」一応反転
 千早の配役は早い段階で示唆されるので隠す必要はないかもしれませんが、一応「最後まで配役が謎」扱いのキャラのため役名を反転しておきます。たぶんクロノ、アイマスの両作品に詳しい方ならば、役の予測は立てやすいかと。
 本作のキーパーソンの一人であり、過酷な運命に翻弄されるヒロインです。異世界でも家族の問題が追いかけてくるのか……。

10真=????
 何と言うか、本シリーズで最もミラクルな配役をちょうだいしている真。彼女が一体どんな役で出てきたのかは、クロマスを見られた方には説明不要ですね。不憫とも言えるし。美味しいところを片っ端から持ってってるとも言えるし……。いずれにせよ、真派の方々にはどうか寛大な御心で見守っていただければと思います。
 ただ、このミラクルな配役に救われて、クロマスで唯一悲劇に見舞われていないのはこの子だけだったりします。そういう意味でも、クロノ世界でバカンスを一番楽しめているのは真かもしれません。

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