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アンバーカラーに染まる世界

 ノベマスというジャンルが表現し得る世界観は、ついにこれほどの領域に達したのか、と深く感銘を受けた作品です。

琥珀色の瞳 前編


琥珀色の瞳 後編

into_the_blue 氏

 すでに数カ月前に投稿されたノベマスなうえ、本来は2014年下半期20選のほうのコメントとして感想を書く予定でしたが、いい加減20選コメのほうが終わらないので、先に本作について独立記事を立てることにしました。
 20選選出時点では後編が投稿されてなかったので、判断保留のままにしていた部分もあったのですが、前後編がそろったことで、ついにこの作品の「凄み」が明らかになりました。
 私もノベマス紹介ブロガーの立場から、本作を「ノベマスにおけるテーマ性の表現力を極めた作品のひとつ」として、歴史に残したいと考えます。


【作品概要】
 寡作家ながら、人間性の奥へと踏み込むテーマに取り組み続けてきたノベマスP「into_the_blue 氏」の作品です。
 テーマとして千早の家庭崩壊の「壮絶さ」を真っ向から取り上げつつ、彼女と父親との歪んだ人間関係を、スリリングな筆致で描いています。前後編のボリュームで積み重ねたシリアスな物語を経て、希望と絶望が綯い交ぜになった衝撃のエンディングへと着地させていく手法は見事なものがあり、再生時間の長さをまったく感じさせない、シナリオ展開の巧みさが感じられます。

 率直に言って、アイマス系二次創作としては比較的エグイ部類に入る作品ではあるかと思います。しかし、シビアな内容を単に過激に描くのではなく、しっかりとした物語構成の中に落とし込みつつ、サスペンスドラマ的な手法で描くという表現性は本当に秀逸なので、これは是非ともいろいろな方の感想も聞いてみたい作品です。


【ストーリー】
 千早の弟の死をきっかけに、如月家が家庭崩壊を起こしてから幾年。実娘を虐待していた母親は謎の自殺を遂げ、父親とは微妙な距離のまま別居生活を続けていた千早でしたが、ある日、とあるきっかけから父と再会することを決めます。
 久しぶりの父親との再会は、思ったよりも楽しげなものとなる……かと思われたのですが。

 酒に酔った父親の口から語られる、母親の自殺の「真実」が、隠されていた千早と父親の歪んだ関係を浮かび上がらせてしまいます。
 果たして、すべての真実を知った千早が取った行動とは……
 

【見どころ】
 シナリオ・ビジュアルはもちろんとして、文章構成・音楽・演出と、ノベマスに必要な要素の全てが、極めて高い水準で融合しています。ビジュアル面のクオリティの高さは、この冷たい宝石のようなサムネを見ていただければ察していただけるかと。

 また文章面においては、サスペンスドラマの手法を意識した構成となっており、「こじれにこじれた崩壊家庭のなれの果て」というどぎついテーマを描いているにも拘らず、緊迫感を生かしたエンターテイメント性で上手く包みこんでいるため、非常に読み進めやすいです。


 何というか、詳しいことは何も書きませんが、こういう込み入った事情のご家庭との対応だの介入だのというのは、私のリアル前職とも関連が深い内容だったりするのですが、本作は我々心理職に携わった経験者の目から見ても、違和感をほとんど感じさせないリアリティで描かれており、これは本当にすごいと思います。
 まずモブキャラに家庭裁判所の調査官などを出してくるあたり、相当に下調べをされたうえで本作を書かれていることが伺われますね。
 その辺りのリアリティの追及が優れている点も、本作の評価を高めているポイントです。


 私としては本作を「ノベマスの表現力のポテンシャルはこれほどまで凄い!」ことを証明した実例であると思っており、まごうことなき名作として、世に残ってほしいと強く願います。 




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.19 2015 アイドルマスター comment0 trackback0

教訓:風邪が治りきる前にライブに行くのはやめよう。

 ようやく風邪の地獄から復帰したニコラスPです(挨拶)。
 
 さて、先週の土日はアイドルマスターミリオンライブの2ndライブが開催されたわけですが、折悪しくその前の週から重めの風邪をひいてしまい、最悪のコンディションでの参加となってしまいました。ようやく今日になって体調はましになりましたが、せっかくのライブ機会を十分楽しみ切れなかったのは本当に残念です。

 ただ、それでも今回の2ndライブは参加できてよかったと思っています。以前、シンデレラの1stライブに参加した時の記事でも書きましたが、アイマスのライブは架空存在のキャラクターと、現実存在のキャストさんとの間に生まれる、虚構と現実の特異的なオーバーラップを楽しむ場だと考えており、今回のミリオン2ndライブでもそれが十分に感じられたのは素晴らしかったですね。山崎はるかさんのパフォーマンスなども、ますます春日未来の顕現のようになってますし。

 わりと最近になって、ミリオンライブが非常に自分の性にあった作品であると自覚するようになり、かつてないほどミリオン熱が高まっています。ミリオンはまだまだ掘り下げられるべきテーマが山のように残されており、断片的に提示されるストーリーからアイドルのキャラクター性を研究していくだけでも、ずいぶん長く楽しめそうです。こういう楽しみ方って、無印アイマスのコミュから必死にアイドル考察をしていた時代を思い出させてくれます。
 
 アニメ・シンデレラガールズの第1期も無事に終幕をみたことですし、第2期までのインターバルの間に ミリオンの良いところを見直してくださる人がもっと増えると嬉しいですね。



 ノベマスではありませんが、あまりにもリピートが止まらなかったので。

【手描きアニメ】765プロソーラン節

オタヤマ氏

 ニコマス黎明期である2007年のころから、その発想と労力に感服する手書き作品がいくつも生まれてきたわけですが、本作もまたそんな時代の感動を蘇らせてくれる大作です。
 アイドルたちがみんなで南中ソーランを踊る、という言葉にすればそれだけで説明できる作品ではあるのですが、本作の素晴らしい点は、その振付に対する発想の妙であると言えます。TVアニメ版のアイマスで出てきた、各アイドルごとの象徴的なシチュエーションを、ソーランの振付と絶妙にドッキングさせており、ただのダンスアニメではない、斬新な映像作品として仕上げています。

春香 赤富士

千早 大波

 この二枚絵の切り替わりが美しく、本当に素晴らしい。アイドルマスターへの深い愛情と理解が、肌で感じられる名作です。
 
 
 
.12 2015 アイドルマスター comment0 trackback0
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 NovelsM@sterの紹介をメインに活動している「NP」と申します。動画サイトでは「ニコラスP(NicholasP)」名義を用いています。

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