私が「NP氏の本棚」を開設して8年ほど経ちますが、記事のタイトルに「無題」とつけたのはこれが最初です。

いま手元に近々公開しようと思っていた記事の草稿があります。コンセプトは「ミリオンライブゲーム内の徳川まつりのテキスト」と、「ミリオンライブ・シアターデイズ内の徳川まつりのテキスト」を比較検討し、ふたつのゲームのテキスト描写の違いや共通項を探ることで、ミリオンまつりとミリシタまつりの「橋渡し」になるような記事を書く、というものでした。
しかしながら、この記事の執筆はしばらく保留することになるだろうかと思います。
このブログをよく訪れてくださる方であれば、おそらくはすでにお聞き及びと思いますが、今日10月30日にGREEのソーシャルゲーム「アイドルマスターミリオンライブ」より、将来的なサービスの終了が告知されました。

一報を聞いた時に感じたのは、いつか訪れる現実についに向き合わなければならない時が来たのか…… という想いと、ずしりと胃の腑に来る重い感覚でした。自分としてはこれまでのミリオンライブに関わる諸活動の中で、いずれ「その時」が来るまでに尽せる限りのことは尽くしたいと思って動いてきたつもりですが、そうは言っても、やはりまだ「その時」は来て欲しくなかったというのが本音です。いつの間にか、日常の中にミリオンライブがあることが当たり前になっていたと言えるかもしれません。
アイドルマスターという作品にはそこそこ昔から関わってきたとは思いますが、どちらかというと私は長年アイマス二次創作の愛好家寄りという立ち位置にいたので、本格的に公式の動きを追うきっかけになったのはミリオンライブのおかげであると考えています。
いや、それ以上に「徳川まつり」というキャラクターに出会ったことが私にとっては大きな転機でした。NovelsM@sterの紹介ブログとして方向性を確立したこの「NP氏の本棚」が、ある時を境にまつりの考察記事を主流とする内容に変わったという一事をもってしても、その影響の大きさは計り知れなかったと思います。
徳川まつり考察などを起点に、今まで接点の無かった素敵な方達とのご縁が生まれましたし、いろいろ勉強させてもらえる機会も得ることが出来たのは、本当にありがたいことでした。
ミリオンライブはそういう意味でも、自分にとってアイドルマスター第二の出発点と言える存在だったと思います。
今後ですが、私が深い思い入れを寄せるGREEミリオンライブが終了するという現実に直面した以上、私なりに出来る限りを尽くして何らかの記録を残していきたいなと考えています。
特に、せっかくブログというアーカイブ性の高い媒体を扱える以上、GREEミリオンライブにおける徳川まつりの軌跡を、よくよく後世に残すようなことが出来ないかと構想しています。ゲーム本編のテキストデータなどが公式サイドでアーカイブ化されるのが理想ですが、ゲームに触れて得られた「生の感情」などはユーザーサイドで記録を残していくのも大事だと思いますし。
シアターデイズは健在なので、総体としての『アイドルマスター・ミリオンライブ』の世界が存続するという点は大事にしていきたいと思いますが、それはそれとしても自分なりのやり方でミリオンライブのことを語りたいと考えてます。
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今日の記事はまったく事前構想などなく、文章を書いていれば具体的な次の行動を起こせる程度には考えがまとまるだろうという気持ちで書き始めたものとなります。この記事のタイトルが「無題」なのも、書き始めた時点での自分の気持ちをひとまとめにする言葉が思いつかないので、というのが理由でした。
記事を書き終えて、かなり気持ちも整理されたので、今後はまた自分の成すべきことをやっていきたいと思います。
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台風の接近により雨足の強い一日でしたが、蒲田で行われたミリオンライブの同人即売会イベント「ISF04(同日開催:CSF・インマス)」と、東京アートラボにて開催されていた「ロコ展」を見に行って来ました。
ISFには第1回目から欠かさず参加していますが、運営サイドの方々のオペレーションが優れていることで信頼が厚く、年々盛況ぶりに拍車がかかっている印象です。ミリオンライブ関連の二次創作発表の場としてはかなりの存在感を示していると思いますし、モチベーションの高い参加者がどんどん参入することで、出展される作品も充実していっているように感じます。
次回のISF05は「2018年6月17日」横浜での開催とのことです。
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ロコ展とは、2015年にミリオンライブ内の伴田路子バースデーコミュで言及された「ロコの個展の開催」を、現実のアートホールを借りて実現しようという有志の方達による企画です。
企画サイドの方たちが映像で会場の様子を残してくださっているので、百聞は一見に如かず、どんな企画であったかはこちらを見ていただくのがベストでしょう。リフトダウン式の入り口が、とても非日常的な体験でした。
実際にロコが個展を開いた、という体裁で運営されたイベントであり、「空間そのもので二次創作を行う」という、画期的なコンセプトの企画ではなかったかと思います。
ロコ展の場所はJR蒲田駅の近くであり、京急蒲田駅近くで開催されたISFの会場からは少し歩きましたが、同日同時間帯に開催されたことで理想的なシナジーを生み出したのではないでしょうか。
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さて、それではISFで入手した作品の感想などを取り急ぎまとめておきたいと思います。
小説本系は読み終えるのに少し時間をいただきたいと思いますので、今回は先にコミックス系の作品の感想を書いていければと思います。
折り畳み先よりご覧ください。
ミリオンライブ・シアターデイズがリリースされて早くも一週間。
みなさま、素敵な劇場の日々を楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
『Brand New Theater!』MV
今まで活動してきたミリオンライブP達も、新しくミリシタから入ってきた方たちも、みな作品を心から楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきて、私も大変嬉しい気持ちになります。2人の新アイドル達も順調に浸透してきているようで、安心する限りです。
このブログにも、ミリシタの稼働翌日辺りから訪問者数が増えており、どうも「徳川まつり」さんで検索してこられた方が何人もいらっしゃるようでした。過去の自分の記事が、これからまつりを知る人のお役に立てるならば、まさにまつりP冥利に尽きるの一言です。
さて、当初の予定ではミリシタを始めてしばらくしたら、新アプリで描かれる徳川まつりさんの記事を書くつもりだったのですが、肝心のまつりが未だに入手できないという状態なので、本格的に何かを形にするのは先のことになりそうです。
もっとも、まつりがまだ来なくとも、ミリシタで描かれるシアターの世界観が本当に心地よく、いろんな子達のパーソナリティに触れることが楽しくて仕方ないので、思ったより焦りはないですね。
過去に私が書いたまつりの記事は、ブログ内タグの「徳川まつり」で探していただければ、いろいろ出てくると思いますので、よろしければご覧ください。
ミリシタ時代になっても、やることはブレず変わらず情報を発信し続けていければと思うので、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします。
追記(7/6):この記事を書いた直後に、Nまつりカードがドロップしました。(ブログを)書けば担当が出る…?
5月20日に蒲田で開催された同人誌即売会・ISF03に参加してきました。
★IDOL STAR FESTIV@L HP(http://idolstarfes.com/) 当日の東京は非常に暑かった上に、ISF会場内もかなりの混雑でしたので、参加された皆様も大変だったかと思います。本当にお疲れ様でした。
アイマス関連の即売会にはこれまでも足を運んでいますが、その中でもISFは運営サイドの対応が非常に細やかという評判をよく耳にします。そういった良い雰囲気もあってか、第3回目となる今回のISFでぜひとも本を出したいという作家さんも増えていたのではないでしょうか。
今回のISFでも非常に良質の作品が充実していて、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
それでは当日出会った作品の中より、6作品について感想を書いていきたいと思います。
11月3日に、横浜の産貿センターマリネリアで開催された、
IDOL Star Festiv@l02(通称ISF02)に参加してきました。
カタログ【表紙イラストはショーンP】

ちょうど一年前に開催されたISF01において、運営サイドの気配りと対応がすばらしかったことで一躍評価を上げたイベントですが、今回の開催もかなりの盛り上がりを見せ、一参加者の目から見ても、非常に良い雰囲気のイベントになっていたかと思います。
特に今年の会場は、元町の中華街や赤レンガ倉庫などの名所にほど近く、アニマスのロケ地探訪をはじめ、イベント帰りにベイエリアを見て回ることも出来て、観光的にも楽しめる立地でした。
まつりPの私としては、このカードにゆかりのある土地ということもあって、とても嬉しい開催場所でもありました。

SR中華街で食べ歩き♪ 徳川まつり
さて、それでは当日のISFで手に入れた作品について、感想と紹介の記事を書きたく思います。
同日、Cinderella Star Festiv@l・Cute Star Festiv@l(シンデレラガールズ系)、INSIDE IM@S(中の人系)、も開催されていて、そちらも見て回っているのですが、今回はISF側(というかミリオンライブ)の作品だけピックアップしています。
折り畳み先からご覧ください。
先週開催された夏コミですが、3日目だけ参加してきました。
といっても、夏コミの会場の熱さにさすがの私も長時間滞在することは不可能だったので、急ぎミリオン島に直行してまつり本だけ購入し、早々に離脱するという有様でしたが。
これまでコミケは冬しか行かないことにしていたのですが、やはり夏場は過酷でしたね…
会場入りする前に、国際展示場のすぐそばにある、有明の防災センターの見学にも行ってきました。
今まではたいして関心のなかった施設でしたが、某シン・ゴジラの劇中で印象的だった「例のオペレーションルーム」が見学できるということだったので、寄ってみました。コミケ会場に比べるとずいぶん空いていて居心地もよく、また映画の撮影にも使われた本物の災害対応オペレーションルームは素晴らしいもので、防災意識の向上にもつながる一石二鳥の体験でした。
さて、今回のコミケで購入した本の中から、非常に簡潔にではありますが2冊、ご紹介したいと思います。
姫のありか(サークル:ぷきぷきなまこ、発行者:えふゅるさん)

キャスティングオーディション、砂浜でのひととき、そして夏祭りの3幕で描く、徳川まつりと天空橋朋花のショートエピソードです。まつりの頑張りを傍で見守り続ける朋花のやさしさが素晴らしい。のほほんとした美也の描写が合間に挿入されるのも絶妙で、物語全体にゆったりとした雰囲気が流れています。
まつり達の裏で、かなしほ組もいちゃついているのが印象的でした。夏らしいエピソードをたっぷりと詰め込んだ一冊です。
カウンターアイデンティティ(発行者:浜屋さん)

先輩アイドルとして立ちはだかる天空橋朋花と、新人アイドルとして立ち向かう徳川まつりの物語。まつりと朋花のライバル感を全面に押し出した作品となっています。
この二人の関係性を描く手法は、これまでにも様々なシチュエーションがありましたが、スタートラインの違うアイドル同士というアプローチはなかなか面白いのではないかと思いました。お互いの勝負の行く末と、さらにその先の関係性まで、想像が膨らむ物語です。
7月3日に東京ビッグサイトで開催された、同人誌即売会「MILLION FESTIV@L!!4」に参加してきました。
当日は他のジャンルの大規模オンリーイベント(とうらぶを始めとした女性向けジャンルや、艦隊これくしょんなど)も並行して行われており、さながら小規模の夏コミが開催されているかのごとき盛況ぶりでした。
その中で、ミリオンライブオンリーの企画であるミリフェス4もかなりの人出となっており、盛り上がりを見せていました。
皆様、熱い中本当にお疲れ様でした。
当日は午後から稽古があったので、最初の方しか会場にはいませんでしたが、予定していた本は一冊を除いて(いずみせらさんの、このみさん&まつりさん本は売り切れでした…)、手に入れることが出来、またミリオンを通じてお知り合いになった方々へのご挨拶などもさせてもらうことが出来たので、非常に有意義なものとなりました。
入手した本は全てまつりがらみの作品のみですが、3週間ほど前の歌姫庭園の頒布本と合わせて、書庫の徳川まつり本が一気に豊かになり、まつり担当Pとしてはこの世の栄華を感じます。
それでは、今回のミリフェス本から、いくつか紹介と感想をブログ記事に挙げておきたいと思います。
続きは折り畳み先からどうぞ。
6月19日に開催された「歌姫庭園10」に参加してきました。

イベント等で、すっかりおなじみになった大田区産業プラザでの開催でしたが、今回のイベントはこれまででも屈指の人数が押し寄せたようで、大変な活況を呈していました。
私が到着したのは開場後1時間くらいのタイミングだったのですが、その時点でカタログはすでに売り切れとなっていましたし、一部のサークルさんは会場外まで待ちの行列が伸びているほどでした。
いまだ留まるところを知らない、アイドルマスターの熱量を感じられた気がします。
それでは今回のイベントで私が手に入れた4作品について、感想を書いていきたいと思います。
折り畳み先からどうぞ。
※追記:5月24日、各アイドルの選出理由を追記しました。折り畳み以下からどうぞ。
久しぶりに外部企画に参加してみたいと思います。
企画元リンク
低燃費 / 低機能のブロマガ
【ミリマス】1番好きなカード選んで「いっせーの」で見せあうやつやりたい(Vi編)(http://ch.nicovideo.jp/teinenp_lowspec/blomaga/ar947814) Twitter上で低さん(@teinenp_lowspec)が発案された、「
ミリオンライブの各アイドルについて、1枚ずつ一番好きなカードを選ぶ」という企画に参加してみました。
本当は各カードの選考理由なども書くつもりだったのですが、先週から続く体調不良からまだ復帰しきれておらず、カードを選ぶ段階で力尽きてしまったので、いずれ追記する予定です。 なお、私は徳川まつりPとして活動を続けているわけですが、今回はあえてまつりのいる「Vi」ではなく、「Vo」の所属アイドルから選出しています。Voには2番手で好きな田中琴葉と、愛着のある天空橋朋花がいることに加え、まだ自分の中で開拓しきれていない子たちが多いグループでしたので、これを機会に自分の関心の視野を広げられるのではないかと考えました。
それでは、私の選んだカードは次の通りです。ご覧ください。
※クリックで拡大 こうしてざっと見てみると、私の好みである「一枚絵の中に物語性のあるイラスト」を多く選んでいるように思います。SRでなくとも、良い絵柄のカードはたくさんあるのがミリオンの良いところだと思うので、そういった魅力もこの企画を通じて発信していきたいですね。
【各カード選出理由】
折り畳み以下をご覧ください。
大画面高画質で見ると、一段と美しい。
今日の生放送で初公開の動画が流れたPS4版アイマスですが、改めて高画質の映像で見ると、その美しさにため息が出ますね。2Dアニメ調のモデリング、髪の毛の豊かな質感、宝石のように輝く目などなど、見どころが満載です。かつてXBOX360のPVを見た時も、その後のアイマス2のPVを見た時も、グラフィックのレベルの高さには驚かされたものですが、今回のPVで三度感嘆しました。
ただ、今回の発表ではシステム面の情報開示は最小限だった印象なので、「遊ぶためのゲーム」としてどのような作品になっているかは、まだよくわからないという感じです。少なくとも、映像面での心配は一切していませんが、システム面がどう構築されるのかは気になります。
とはいえ、今日はこのアイマス新作の吉報を、静かに喜ぶ夜にしたいものです。
また先の楽しみが一つ増えました。
さて、twitterを始めて2週間ほど経ったわけですが、少しずつ向こうの文化にも慣れ始めてきました。フォローしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
※今になって気づきましたが、このヘッダー画像、冬の間しか使えないじゃ… 自分なりにtwitterをやってみての感想ですが、意外とブログとの両立が難しいかもしれない、ということですね。
私の感覚ですが、例えばブログの記事の元となるネタは、言うなれば「種」のようなものだと思っています。私にとってブログというのは、この「種」が「苗」になる程度まで自分の中で構想を練って成長させ、形としてまとまってきたら出力する、というのがフォーマットでした。
これに対して、twitterは「種」の状態のままでも、取りあえずツイートとして書き込めば、情報発信として十分機能してしまえる、という印象です。つまるところ、ブログに比べて圧倒的にフットワークが軽い代わりに、大きな記事になり得るテーマでも、構想がまとまる前に発信してしまえるので、そこで満足してしまうケースが起こりやすいかもしれないというところでしょうか。
もちろん良いこともたくさんあって、今回twitterを始めたことで、今まで憧れだった方や、長年お話ししてみたかった方、個人的なお話を伝えたかった方、陰ながら信頼を寄せていた方等々、コンタクトを取る範囲が一気に増えたことで、世界が広がりました。
やはり情報の発信・拡散・収集のツールとしてはtwitterを、自分の考えをまとめてアーカイブ化するにはブログを、というような使い分けが必要といえるかと思います。
今後、もっとブログとtwitterの連携を上手く模索できればと考えているので、これからも見守っていただけるとありがたいです。
twitterで紹介した過去ノベマスから、こちらを再録。
【5minuteM@STER】THE IDOLM@STER 冬の日の思い出 -10 years after-
まさP (2009年06月14日作品)
このまさPの作品なのですが、当時の5minuteM@STER作品の中では際立って好みの短編です。全編文章のみ、立ち絵無しというストイックな作品ですが、大人になったアイドルも登場する本作の演出としては、これ以上ない正解といえるかと思います。
普通、1年間のループとして描かれるアイマスの世界を、リアルタイムの10年間として描いた作品。投稿時期的にはアイマス無印の世界観ですが、劇中では最初の年にプロデュースされた「現在26歳の天海春香」と、10年後の今年になってプロデュースされた「現在16歳の萩原雪歩」が存在するという異色の作品です。アイマスが実際に10周年を迎えた今になって見ると、非常に興味深い作品に思えます。
なお本作は「まさPのマイリストコメント」まで含めてひとつの作品として成り立っているため、ぜひマイリスコメントも覗かれると良いかと思いますので、下記にリンクを張っておきます。
仕事で遅くなったけれども、これが届いていたので生きていける。

さっき開けたばかりで、まだ楽曲部分しか聞くことが出来ていないのですが、本当にどの曲も粒ぞろいで、なかなかの名盤です。
私は徳川まつりPなので、まつりと馬場このみさんのデュエット曲「Decided」を贔屓目に見てしまうのはご容赦願いたいのですが、千早と静香の「アライブファクター」、千鶴さんと雪歩の「Persona Voice」、桃子と瑞樹の「Cut.Cut.Cut」、星梨花と美也の「Smiling Crescent」と、どの曲もそれぞれの持ち味とインパクトを併せ持っていて、どこを切り取っても期待以上の聴きごたえがあるラインナップになっていると思います。
Decidedもそうなのですが、全体的にLTDの曲は2番までフルで聴くと、ずいぶん印象が変わる曲が多いですね。
このまつデュエットを最初に試聴版で聴いたときは、イントロから一気に世界観に引き込んでくる名曲と感じるとともに、二人の個性が入り混じって平均化してしまっている印象も受けました。
ところが2番以降まで聴くと、歌詞の内容まで含めて、ちゃんとお互いの個性を高め合うような楽曲展開になっていることがわかり、試聴時の感想がずいぶん変わりました。アライブファクターも特にその傾向が顕著ですが、後半にかけての盛り上がりは、聞いていて強烈なカタルシスを感じます。
切ない歌詞と、透明感のある美しい歌曲。まつりとこのみさんのイメージを刷新する、歴史的な一曲になると思います。
ここ一か月ほど、職場の監査対応の準備に明け暮れていて、すさまじく忙しかったため、発売日のことををすっかり忘れていたゲッサン12月号を買ってきました。
もともと、ミリオンライブ総選挙の結果確認が出来ればいいや程度の気持ちで買ってきたのですが、今号の特別編コミックスの物語があまりにも良すぎたので、簡単に感想など。
今号に掲載された総選挙結果ですが、正直言うと、私の一番好きな徳川まつりがどんな状況になっているのか、期待が大きい分、不安感も強かったので、結構緊張しながらページを開きました。しかし結論を言えば、私の期待していた以上の結果でした。
具体的な順位などはこのブログ記事で書くことはしませんが、AS組と未来・静香・翼を除く34人の中でこの順位につけるというのは十分な成果であると思いますし、また、さらにこの上を目指すことが出来る余地があるという点でも、非常に理想的な結果だったのではと、私は思います。
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さて、特別編なのですが、メインではないものの、まつりにも十分な出番があり、しかもゲーム内では見ることが出来ないような「良いお姉ちゃん」ぶりが描かれていて、とても満足できる内容でした。そうなんです。まつりはああ見えて「お姉ちゃん属性持ち」なんですよね。
門司先生の描くまつりは、ものすごく姿勢が綺麗で、そのままキャビンアテンダントにでもなれそうな背筋の良さがすごく好きです。

※コミックス1巻の時のまつりの姿勢。美しい。
今回の特別編は、総選挙で1~7位までに入った子たちだけでお話が構成されていて、2話同時掲載の豪華仕様となっています。
1位を取った子の短編も、読み切りコミックスとして実に見事な構成となっていて、門司先生のマンガづくりの上手さが際立つエピソードになっているかと思います。
総選挙をおこなう、ということ自体は無論賛否あって当然かと思いますが、結果として今回の良質な短編エピソードを生み出すきっかけになったと考えれば、私としては企画を行った意義はあったと考えます。
コミックス3巻は来年1月発売だそうで、しかも描き下ろしの楽曲がついてくるという、前代未聞の力の入れように期待が膨らみます。
ミリオンライブが門司雪先生、黒澤千尋先生、ゲッサンP、そしてゲッサン本誌という強力な味方を得たことは、いわば宝くじに当たったかのような幸運に等しいのではないかと、私は思っています。
遅ればせながら、一週間前のISFで入手した本の感想などについて、パラパラと書いていきたいと思います。
10月25日に開催されたISFは前々から楽しみにしていたのですが、当日午後からは別の用事がある日でしたので、結局最初の1時間くらいしかいられませんでした。
それでも、あの熱気とエネルギーは十分味わえたので、行ってよかったと思っています。

掲載順は、サークル名の50音順とさせていただきます。
①「EverlastingMessage」 サークル:あきるのぜろえっくす、如月樹さん 徳川まつりと音無小鳥さんのコンビが4コマで漫才を繰り広げる作品。一冊丸ごとこの二人だけで進行し、各コマの構図はそのままに、セリフの変化だけで起承転結を付けるという内容になっています。
今回は時事ネタ(?)ということもあってかシンデレラにまつわるネタが多く、これがメインの話題となっていました。
②「MARIA'S TRAP」 サークル:al piacere、胡苺さん 今回のISFではとにかく「天空橋朋花×徳川まつり本」が潤沢だったのですが、本作も非常に素晴らしいともまつ本でした。表紙の縁がレース風に仕上げられていて非常に上品な装丁となっており、中身も清楚な二人が惹かれあう姿を実に美しく描いた作品となっています。
本誌のほうがまつり視点、付属のあとがきペーパーのほうが朋花視点となっており、この二人の関係が、朋花の側から近づいて行った結果としての関係だったことがわかる仕掛けとなっていますね。お互いの憧れの気持ちが交錯する瞬間が描かれていて、本当に素敵です。
③「オクトノハシ」 サークル:イカロノハシ、とgさん オムニバス形式のコミックスで、「①最上静香の役を演ずることになった、北沢志保」「②朋花とまつりがお互いのヒミツの写真を巡って駆け引きをおこなう話」「③朋花まつりと担当Pとの一コマ」が3本立てになった一冊。もともと朋花まつり目当てで購入した本でしたが、志保のお話が結構気に入ってしまって、ちょっと大人びた姿の志保が静香に連絡を取るシーンがすごく好きです。
ともまつのお話は、写真集の手渡し会の最中に、お互いに撮り合ったヒミツの写真を、こっそり配布本の中に仕込みあうという、ロシアンルーレットのような設定が魅力のエピソードとなっており、こちらも大変秀逸なお話でした。
④「がっこうにいこう」 サークル:素敵な海面、すがるこさん もしも天空橋朋花と徳川まつりが一緒の学校に通っていたら? という想像から始まるIFストーリー。もともと、すがるこさん作の
PIXIVコミックス「童話風まつり姫」が好きだったため、注目していた一冊でした。
最初は朋花の唐突な妄想かと思いきや、「もしかするとこの二人は本当に接点があったのでは」ということが明らかになっていく物語性の高さと、そのストーリーを表現する繊細なセリフ選びが実に見事です。
私は男性なので、女性同士が憧れあう関係性がどういった感情から来るものなのか、長年ピンときていなかった面があったのですが、本作を読んでいて、そういった感情の根源はもしかすると「お互いの生き方に対する尊敬」の気持ちから来るのかな、と思いました。
朋花とまつりの「近くて遠い」関係性を、柔らかく優しいタッチで描いた、素敵な一冊です。
⑤「百合の名前」 サークル:七尾文庫編纂委員会、吉崎堅牢さん編 七尾百合子を中心としたアンソロジー小説本ですが、まつりや高山紗代子らが重要な役割を果たすお話も含まれており、彼女たちのPにもおススメということで買い求めた作品です。全部で6作品が収録されており、まつりが登場するのは「透過光」、紗代子が登場するのは「失われた図書を求めて」という作品です。もちろん、中心となるのは百合子で、彼女の本好きな性格と、夢見がちだけれども案外マジメなものの考え方がよく描かれていて、百合子スキーとしても満足できる作品です(ちなみに私がミリオンで好きなのはまつり、琴葉、百合子の三人)。
今回購入したのは新刊だけでしたが、非常にクオリティが高かったので、今度機会があれば既刊本のほうも入手してみたいと思いました。
⑥「未来歩行」 サークル:FreeWill、稜乃さん 卓m@s「高槻やよいとミリオンズ14」の製作者あーるだっしゅさんこと、稜乃さんの作品。昔、PIXIVで「
独立自存のサーキュラー」というSSを読んで、すごくいい話を書かれる人だなと思っていたのですが、この人がミリオンズ14の作者と同一人物と気付くまでに相当の時間がかかりました。
既刊ですが、以前から入手したかった作品です。春日未来を中心に、大学生になった「乙女ストーム」メンバーのその後を描いた一冊。アイドルをやめ、夢から覚めた少女たちが現実に向き合っていく、その境界の時をとらえた物語となっており、その中でも「未来を見失った『春日未来』」の存在が、一層異彩を放ちます。
……今になって冷静に考えると、新刊の紗代子本も買えばよかったと思いましたね……
⑦「ましゅまろKiss」 サークル:ぷきぷきなまこ、えふゅるさん 松田亜利沙の催眠術(?)によりキス魔と化したまつりの暴走を、朋花が受け止めてあげる(意味深)というお話。意外とキスに大胆な朋花がものすごく可愛らしいのですが、後ろでリアクションを取っている宮尾美也もすごくキュートです。そして亜利沙には気の毒ですが、朋花が無慈悲極まりないトドメをきめるオチが秀逸でした。
マシュマロキスのタイトルにちなんだ内容であり、かつハロウィンの時期の出版物らしい、トリックオアトリートな物語を楽しめる一品です。
えふゅるさんの作品は、以前冬コミで購入した「朋花がまつり宅に一泊しにくるお話」がすごく好きで、今回の本も買ってよかった一冊となりました。
⑧「choco color」 サークル:ペロ缶、ちょこさん まつりを中心に、多数のアイドル達のデフォルメ絵を集めたフルカラーイラスト集です。とってもファンシーなタッチで描かれたまつり達がとにかく可愛い一冊。だいぶ前に購入したまつりのマシュマロを抱いたプレートのイラストも収録されていました。
デフォルメ絵といっても、いろいろな表情を見せてくれる内容となっており、1ページ1ページが充実しています。
表紙のお茶を注いでいるまつり姫もすごく可愛い、中身のアイドルも可愛いと、まさに可愛い尽くしの本といえるでしょう。
⑨「couture」サークル:右に左折、三谷あねさん、アッパーチューン、しゅくさん 毎回頒布ブースを綺麗に飾っていて印象的なサークルさんです。今回はグッズ系は入手せず、本のみを購入しました。本作は既刊ですが、アダルティなシルエットのまつり姫が目を惹いた一作。内容はミリオンアイドルのセクシーな下着姿を描いたイラストを収録した画集となっており、鮮烈な色合いとセクシュアルな表現が詰まった作品となっています。
⑩「まつりエージェンシーなのです!!」サークル:もやし牧場、しろもやしさん 探偵服姿のまつりと、昔ながらの黒電話が表紙に描かれている、レトロなミステリドラマを髣髴とさせる一冊。ラジオ番組風の電話相談コーナーを舞台に、まつりがリスナーから765プロのアイドルの姿を答えるという形式で物語が進んでいきます。まつりはなんというか、こういう感じでラジオパーソナリティをやらせたらすごく似合うんじゃないかという気がしますね。
先日のISFは、皆さまお疲れ様でした。

今日の記事でいろいろと本の感想を書こうと思っていたのですが、さっき残業から帰って来たばかりで、ブログを書けるだけの頭が働いていない状態なので、また後日、冷静な頭で感想記事を書こうと思っています。
イベント当日は想像以上に人が多く集まっていて、会場の中の混雑ぶりは相当のものでしたが、会場までの誘導は非常にスムーズでしたので助かりました。ISFスタッフの方々の各所での活躍ぶりが非常に好印象で、それも含めて、よいイベントだったと感じます。
後は、何といってもまつり本が過去最大級に充実していたのが素晴らしかったですね。
アイマス系イベントの「熱いエネルギー」に触れるのは結構好きなので、今後ともこういった場所には訪れてみたいと思っています。
さて、今日はミリオンライブの新譜「LTD01:Dreaming」でシリアル応募した、ミリオン3rdライブ先行抽選の結果発表だったのですが……
なんというか、
「 全 滅 」 でした。
「Dreaming」を買い求めた結果、希望は夢まぼろしの如く滅び去るとはなかなかきついジョークですが、まあ、先行抽選で当たればラッキーくらいの気持ちではあったので、こればかりは天運というもの、致し方ないですね……
徳川まつり役の諏訪彩花さんが出演する名古屋公演と、幕張の東京公演2日間だけを集中的に狙ったのですが、世間はそう甘くなかったようです。今回は全国ツアーなので、もう少し応募がばらけるかと思ったのですが。
私も一応8年くらいはアイマスに関わっているわけですが、一度もアイマス系のライブやイベント事の現地チケットが当たった試しがないので、今度こそ本物のアイマスライブの空気に触れてみたかったです。
取りあえず、今までのパターンからしても、一般販売や二次応募の機会は用意されているはずなので、そちらに一縷の望みを託そうとは思っています。そっちも外れたら、ライブビューイング待ちになりますね。東京公演は当然ライブビューイングありだとしても、せめて他の地方公演のライブビューイングがあるかどうかが、早めにわかると安心できるのですが……
ミリオンライブではアイドルの誕生日に、こちらからお祝いを贈ることが出来るシステムがありますが、逆にプレイヤーの誕生日に担当アイドルからメッセージを送ってもらえるシステムが実装されたら、私はたぶん泣いて喜びます。
お祝いというのは、相互に贈り合ってこそだと思いますので。

(※最近作った静止画の中では、お気に入りの一枚)
ちなみに
グランブルーファンタジーには、プレイヤーの誕生日を設定しておくと、その日に特定のキャラからのお祝いボイスが聞けるシステムがあることを知りました。手持ちのキャラを全て確認したわけではないのですが、ルリアノートの各キャラページに誕生日ボイスアイコンが表示され、そこを押すと聞けるようですね。
自分で見た限りではバロワやローアインなどのR級、ジェシカやロボミ、ドロシー、アステールなどのSR級、ジャンヌダルクやマギサなどのSSR級などを含む、多数のキャラクターに設定されているようでした。
ユエルやアリーザなどには残念ながら設定されていませんでしたが、これだけ多数のボイスを実装していたことに、正直ちょっと感動しました。
このシステムが徳川まつりと同じCVである
ターニャにも実装されていたため、思いがけず
諏訪彩花さんのボイスで誕生日を祝ってもらえて幸せになれました。ああ、これはもう実質まつり姫に祝ってもらったようなものですね(幻覚)。

(※ネタばれ避けのため、サムネ化させてます)
こういうシステムこそ、ミリオンライブに実装してもらいたいのですが…… まつりとターニャでは演技の方向性が全然違いますし、正真正銘、まつり姫からのメッセージとしてボイスが聞けたら最高ですね。
さて、ここまで話をした上でなんですが、私、9月12日に誕生日を迎えました。誠に私事で恐縮です。
なんでも、
武内駿輔さんもおなじく9月12日生まれだそうで、ちょっと親近感が沸きます。もっとも、向こうは18歳になったばかりの気鋭の若者ですが、私のほうはついに30歳になってしまいました。何というか、29から30になる誕生日というのは、今まで経験した誕生日よりも随分「重い」一日のように感じましたが、過ぎてみると、案外さっぱりしたものですね。
家族とも食事に行けましたし、職場の人からもお祝いをもらえた上、デレステもiOS版が誕生日までに間に合ったので、私としては思い残すことなしです。
30代になったらやってみたいこと、というのも考えるのが楽しくなってきましたし、しばらくは20代とあまり変わらない生活が続きそうですが、意識して新しいことも始めてみたいものです。アイマスと共に、もう一つのライフワークである古流剣術の稽古は、むろん今の師匠のもとで続けていくつもりです。
取り急ぎは、まだほとんどプレイしていないスターライトステージを楽しもうと思います。
名義は「Nicholas」のほうで登録しているので、もしどこかで見かけてくださいましたら、よろしくお願いしますね。

始めたばかり過ぎて、ルームが悲しいほど殺風景ですが……
なお、私はIphone民のためお預けの模様。
公式:http://cinderella.idolmaster.jp/sl-stage/ さて、以前からリリースが期待されていたアイドルマスターシンデレラガールズ・スターライトステージですが、本日google play版がリリースされました。すでにプレイされている方も多くいらっしゃるかと思いますが、なかなか好評のようです。
残念ながら、iOS版のリリースはまだ先のようですが、久しぶりに新しいアイマスのゲームに触れることが出来るのは、大変楽しみです。
唯一心配なのは、音ゲーが致命的に下手な私が、ちゃんとやっていけるかどうかということなのですが…… ただ音ゲー要素以外にも、ストーリー要素が豊富なようなので、そちらはきっと楽しめるんじゃないかと思っています。
さすがにノベマス紹介ブロガーとして、そろそろニコマス作品の紹介も再開しなければという使命感に駆られていた矢先、2つの大きなサプライズが飛び込んできました。
①【LAL×Im@s】IDOL・A・LIVE 架空戦記 合作【告知】
【告知動画制作】
プチキーマンP
【合作者】
西部編:船長P(仮)、ラルゴP
未来編:土御門P
現代編:ならかったP
SF編:ユウキP
功夫編:ヒースP
原始編:黒羽根P、井川KP
幕末編:くろりP
サポート:ウォドムAP、テラバイトP、囁雨P、チョチョP、プチキーマンP
制作総指揮:くろりP、ラヴォスP
②第八次ウソm@s祭り開催告知
主催・運営:ケントゥリオP
まずは①のニュースですが、アイマス架空戦記界隈では久しぶりとなる、超大型合作の告知となっています。
スーパーファミコン時代の伝説的RPGである「LIVEALIVE」を元にした架空戦記を、各章ごとに複数のPで分担して作成し公開する、という内容です。メンバーを見ても、古今のアイマス架空戦記ジャンルで実績のある、錚々たる人々が集結しており、正直この告知を見るだけでもワクワクしてきますね。
制作総指揮のラヴォスP、くろりPのお二人には、この素晴らしい企画を先導してくださることに感謝の言葉をお贈りしたく思います。
アイマスとLIVEALIVEの架空戦記といえば、なんといってもストレイボウPの名作「アイマス・ア・ライブ」を思い出される方も多いことでしょう。
ストレイボウP
残念ながら諸般の事情で休載となってしまったシリーズではありますが、今でも名作架空戦記の一角として名前が挙がることの多い作品です。かつてラヴォスPはストレイボウPと合作をなされたこともありましたから、非常に感慨の深い作品なのではないかと思います。
今回の新合作は、ストレイボウPの残した足跡をリスペクトしつつも、本家765プロ、アイマスDS、シンデレラガールズ、ミリオンライブ、SideM、さらにはコミックス版のアイドルマスターrelations,ぷちますまで内包する、「アイドルマスターの現在」を限りなく詰め込んだ、壮大な作品となっているようです。
これだけの規模の合作は、今日、ニコマスにおいてほとんど見ることが出来なくなってしまっただけに、大いに盛り上がってほしいと、切に願います。
シリーズ第1作・原始編は、9月2日よりスタート予定とのことです。
続いて②のニュースですが、ノベマス界隈では「ごみゅます」と並んで歴史ある企画「ウソm@s」が復活するとの知らせです。
「ウソm@s」といえば、私にとっては瑞P始め、数々のPによる傑作を輩出してきた名企画という印象が強く、このお祭りが復活してくれたことには感謝の言葉しかありません。
ウソm@sは新人デビューの場としても機能しやすく、またベテランPの復活の場としても期待がもたれるため、私のようなノベマスフリークにとっては、まさに夢のような企画です。
企画告知ナビゲーターとして美希、凛に加え、まつり姫を入れて下さったのは個人的に(まつりP的に)ポイント激高なので、余計に応援に力が入るというものです。
開催は2016年3月19日、20日とのこと。かなり先の話ですが、今からもう待ちきれません。
企画概要ブロマガ→
http://ch.nicovideo.jp/centurio_P/blomaga/ar819198
以前から発売を心待ちにしていた、ゲッサンミリオン第二巻を買ってきました。

さて、月刊少年サンデーにて連載中のコミックス版「
アイドルマスター・ミリオンライブ!(作・門司雪 先生)」ですが、先日8月12日に最新第2巻が発売されました。この通称「ゲッサン・ミリオン」が、すでに各所で高い評価を受けていることは、アイマス界隈にアンテナを張っていらっしゃる方であれば幾度か耳にしたことがあるのではと思います。
実際、私も1巻をただのファンアイテムのつもりで買ってきたところ、想像をはるかに上回るストーリー性と演出の見事さに、ハートを掴まれしまった人間です。その後、通常版を故郷の実家に、特装版を自宅に、それぞれストックしていつでも読めるようにしておいている程度には好きなコミックスです。
何というか、「アイマスのコミカライズ」として優れている、というよりは、もっと普遍的な「アイドルの生き方を描いたコミックス作品」として優れている、という文脈で語られるべき作品ではないかと思います。
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本作は「本家」ソーシャルゲームのミリオンライブをベースに置きつつ、主人公の視点を「春日未来・最上静香・伊吹翼の3人」に置く、という構造を明確化させており、これによって大所帯のミリオンライブメンバーを描きつつ、ストーリーラインをぐらつかせないための中心軸としています。
また、「春日未来と最上静香が同じ中学の同級生」という独自要素を組み込むことで、「(仕事場である)シアターの内と外」という両面からドラマを描くことに成功しており、この手法は非常に上手いなと思って読んでいます。2巻は、そんな未来と静香のストーリーが区切りを迎える章であり、1~2巻で一つの完成されたドラマを構成していますね。
読んでいて思うのですが、ゲッサンミリオンのストーリーや演出って、「アイマスを基にした二次創作的立ち位置のコミックス」というよりは、「王道的な少年漫画のシナリオの中に、アイマスの世界観を組み込んだ作品」と見たほうがしっくりくるような気がします。
これについては、掲載紙が週刊少年サンデーの流れを汲む「月刊少年サンデー」であるがゆえに、少年誌的な作風を受け継いでいることが大きいかと思いますが……
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最後にもうひとつ。私がゲッサンミリオンで好きなシーンは、何といってもアイドル達のライブシーンです。コミックスですから、当然「音」はないわけですが、本作は音がないこと自体を逆手にとり、音楽の「リズム感」を抽出して絵画上に表現することで、ライブの空気感を再現しており、結果として「生きた音楽」を紙上に描くことを実現しています。またライブシーンのクライマックスでは効果音や擬音描写を廃し、あえて静寂な絵にすることで、逆にインパクトを強めているようにも感じます。純粋に、「絵から音圧を感じられる」ということ自体がすごいなと思いますね。
この点は文章では伝えにくい部分なので、なかなか表現しにくいのですが、例を上げると1巻第1話で静香が歌い始めるシーンなどがその典型と言えると思います。
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ゲッサンミリオンについては、「あまりゲームの方はやる気がしないけど、とりあえずミリオンに出てくる子くらいは勉強しておくか」という層のニーズにもマッチするかもしれません。実際、ミリオンライブへの導入としては、現状の第一選択肢に挙げてよいのではと思います。コミックスでミリオンに触れ、気になる女の子がいればゲームの方で理解を深めていく、というルートは全然ありだと思います。
いろいろな要因が重なったとはいえ、ミリオンライブのコミックス化が、このゲッサンミリオンという形で実現したことは本当に祝福すべきことだと思いますし、また恵まれたなあと感じます。
3巻の発売も心待ちにしたいと思いますね。
ミリオンライブ! コミックス1巻第1話試し読み→(http://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=9071&cp=10511)